子どもの家出は多くの人が経験していることかもしれません。

若い世代はどうしても親に反発してしまうのです。
状況がどうであっても、まずは無事に戻ってくることを優先しなければなりません。

そして、一番重要なのは戻ってきてからのケアの方法です。

多くの親は原因を問い詰めようとします。

子ども側に何らかの問題があったと決めつけてしまうのです。
その態度が子どもを家出に駆り立てたことを反省しなければなりません。

ほとんどの家出の原因は個人的なことではなく、家族全員に何らかの問題があると考えなければなりません。

そのために家族カウンセラーと呼ばれる人たちがいます。

子どもだけのカウンセラーではなく、親、兄弟を含めた全員をカウンセリングの対象としています。
全員から話を聞くことによって、原因が少しずつ見えてきます。

もちろん、それだけですべてが解決するわけではありません。

解決のためには時間がかかることもあるでしょう。

一つ言えるのは子どもはカウンセラーの話を聞いてくれるのですが親の方が聞かない傾向が強いことです。

大人はこれまで生きてきた自分の人生を元に物事を考えています。
そのため人のアドバイスを受け入れられないのです。

何故家出をするようになったのかを直接聞くことも重要ですが、家族はそのことをどう考えているかと言う点も重要です。

その原因にまったく心当たりがないと言うことも大きな問題でしょう。

子どもの気持ちを理解するとか、気遣いをするなどの配慮がないからです。

家族と言う関係は学校生活とは違います。
距離感の違いがお互いの気持ちのすれ違いを生んでいるのです。

親は幸せに暮らしていると思っていたのに、ずっと悩んできた子どもも少なくありません。

ただ、子どものことをすべて理解しなければならないと考える必要はありません。
そのようなことは誰にもできないからです。

重要なことは親に相談するタイミングをしっかりと把握することができない状況が家出となってしまうということです。

直接的な原因ではなく、その背景となった状況を理解することが大切です。

カウンセラーと話すことで、それを自覚できるようになります。

それができれば、今の問題は解決したと考えていいでしょう。

もちろん、お金の問題や友達との問題など解決しなければならないことはなくなっていないでしょう。

しかし、それは目に見える問題です。

解決することは決して難しくありません。

人はそれほど弱くないからです。

目の前にある問題であれば、しっかりと向き合っていけるはずです。